明らかに「目に良い」成分と言えるでしょう。
もともと目の網膜や水晶体に存在し、有害な青色光(ブルーライト)を吸収し抗酸化作用で目の細胞を守っています。
加齢や喫煙により減少し、さらに体内で作ることができないため食事からの摂取が必要ですが、充分な量を野菜などで毎日摂取するのは相当大変ということでサプリメントで補う必要があるのです。
日本眼科学会から加齢黄斑変性発症予防のために、サプリメントの摂取が正式に推奨されています。白内障の進行予防にも効果的と言えるでしょう。
かく言う私(副院長)も、20代後半の頃から10年間以上毎日服用しています。
「目に良い」でおなじみ、ブルーベリーに含まれる主成分で、強い抗酸化力をもつポリフェノールの一種です。
よく、「医学的な根拠は未だに証明されていない!信じるな!」と論ずる医師もいますが、私はブルーベリー肯定派です。何より医学的に人体への好影響は数々の論文で証明されています。例えば、
・心血管に関する死亡リスクを減らすことがわかっています。
・高血圧症のリスクを減らすことが証明されています。
・血管内皮機能の改善にアントシアニンの摂取量が関連していることがわかっています。
・13万人、24年間にわたる研究で16種の果物の中でブルーベリーの摂取が体重増加を最も抑えることがわかりました。
・加齢時の体重増加を抑えることができ、2型糖尿病にかかるリスクを下げることが期待されています。
・認知症の記憶障害と日常機能を改善をさせることがわかっています。
・神経保護作用が証明されています。
これらはつまり、血管機能と血流の改善がアントシアニンの主効果ということがわかります。
実は、失明リスクの高い眼病の多く(緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜血管閉塞症etc.)はこの血管内皮障害や血流低下が原因で発症します。これらを予防する効果が期待できるのがブルーベリーのアントシアニンだと言えるのです。
DHA、EPAはオメガ-3多価不飽和脂肪酸の一種で、イワシ・サバ・アジなどの青魚の脂に多く含まれています。体内でほとんど作ることのできす食べ物から摂取する必要があります。
これまでの研究により、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化などの予防や改善に役立つことが明らかになっています。眼科的にも網膜静脈閉塞症など動脈硬化が関与する疾患の予防が期待できます。また、ドライアイを発症しにくくなることが疫学研究によって示されています。
結論からいいますと、からだの「糖化」を防ぎ目の加齢(エイジング)、すなわち白内障、加齢黄斑変性などの進展防止に効果を発揮します。
ヒシ果皮ポリフェノールは抗糖化物質であるガロタンニン類、エラジタンニン類などを含有したポリフェノールです。
ヒトは「糖化」と「酸化」によって加齢が起こります。サプリメント「ウェルビジョン」はこの両方を抑制する栄養成分で構成され、目などの健康を維持します。
サプリメントにけっこう詳しい方の中では昔からその効果の高さには定評があり、ご存知の方も多いのがこの「松樹皮エキス」です。眼科用に精製された「グラジェノックス」が発売される前から知る人ぞ知る、高い抗酸化作用を有する栄養素です。
海外の報告で、眼圧下降効果や血流改善効果がみられたことで、緑内障点眼薬の補助的な役割を持つサプリメントが登場した!と話題になっており、日本国内では初めて参天製薬が眼科用サプリメントとして「グラジェノックス」を期待を込めて発売したという背景があります。
あくまでもサプリメントという位置づけですが、生涯失明への不安と向き合わなければならない緑内障患者さんに、少しでも前向きに治療に取り組んでいただけるアイテムになると思っています。